夏休み後半 アヴェロン Aveyron (8) Entraygues-sur-Truyère ワインの産地へ (翌日)

そして、翌日の朝。10時の約束に再びこの山に登ってくる。実は、山の反対側に、とってもいい道が出来ていることを前日の帰りに発見した。この日の朝はものすごい霧で、下の町も山の麓も霧の中。こんな中、小さなくねくね道を通って来なくてよかった。


山の上は、霧の上だった。

ところでワイン農家さんでの朝からの試飲は、まるで田舎のおばさん宅に行ってワインを飲ませてもらった、というような全く飾らないものだった。試飲させてもらった白を2箱、2種類の赤を一箱ずつ、それに親戚が作っているというパテやお肉の煮込みやらの瓶詰めのものを数種類別の箱に詰めてもらって、お持ち帰り。ワインは赤白共にとてもリーズナブルな価格で普段使いに飲む用。生産量がとても少ないので、あまり市場に出回ってなくて、この地方以外ではほとんど見かけないというワインたち。ちなみに、白はシュナン、辛口スッキリで軽めだけど、ちょっぴり苦味あり。赤は、この地方の品種マンソワ(フェールセルヴァドゥ)ベースにカルベネフランを混ぜてあるらしい。だいたい赤は好きではないのだけれど、ここの安い方の赤が、白ワイン感覚で飲める感じでとても気に入った。家に帰ってからも時々これらのワインを開けて、夏を思い出すのだ。

写真左 ワイン農家さん。小さな事務所くらいのところで試飲させてもらった。窓もなくていい景色を見ながら、というのでは全くなし。ただ、外に出れば絶景だけれど。

写真右 ツーリトオフィスにディスプレイしてあったこの地域のワイン。ワイン農家は4−5件しかない。私たちが試飲させてもらったのは、Domaine Mousset(ドメーヌ ムッセ)。

4 réflexions au sujet de « 夏休み後半 アヴェロン Aveyron (8) Entraygues-sur-Truyère ワインの産地へ (翌日) »

  1. 濃霧で視界が悪いと運転も怖いですね。この霧の感じとは少し異なりますが、フランスにも雲海に相当するような言葉はあるのでしょうか?

    地元のワイナリーで試飲、楽しそうですね!
    近年、日本にも小さなワイナリーが沢山出来て来ました。そういう所もかなり気さくな感覚で試飲させて貰えたりすることもあるのですが、どちらかというと、地方の酒蔵で試飲をさせて貰うような感覚に近いのかな?と思いました。酒蔵だと、その地方の酒盗やお漬物、あと干物とかを出してくれたりすることもあるので。
    日本のワイナリーだと干し果物やクラッカー、チーズなどが有料であったりするのですが、流石にあまり自家製おつまみは(おそらく保健所的な制約もあって)出てこないかなーと思います。

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    • 実はこの朝、まさに雲海!というような景色もあったんですが、写真を撮るタイミングを逃しているうちに太陽が出て来て消えてしまったんです。さて、そんな言葉がフランス語にもあるかどうか?不明です。
      ワイナリーで試飲は楽しいです!いつも小さなところしか行かないので、こじんまり、誰かのお家にお邪魔しているくらいの感覚です。今のところ、フランスで、こういう試飲をさせてもらうところで、食べ物が出て来た試しがありません。いつも、なんかほんのちょっとしたもの、単なるバゲットだけでもあればいいのに、と思いますが出て来ませんねー。何かを食べるとワインの味を正確に把握できない、とでもいうことなんでしょうかね?それとも、フランスでは試飲は基本的に無料なので(でも大抵はその後お金落として行くんですが)、コストをかけない、つまりケチっていうだけのことか?とか、いつも思うのですが、実際のところはわかりません。いつか誰か詳しい人に聞いてみますね。

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  2. 霧の中の運転は本当に緊張しますが、山の天気は変わりやすく視界がスッキリしたらどんな景色があるのかと思うとわくわくもします。

    良いワインに巡り合えてよかったです!! 白感覚で飲める赤。それも美味しそうですね。しかも現地に行かないとお目にかかれないものは、なおさら希少価値が高い!!!
    買ったものを家に持ち帰って、旅を懐かしむ。何度も旅を楽しめる最高のアイテムです。

    先日能登のワイナリーに行ったのに、蔓延防止法で試飲がNGでショック。。。日本産のワインは結構当たり外れがあるのに、良い値段なので苦笑 遠くまで行ったのでもちろん購入しましたが笑 その代わり、外にワイン用ではなくデザート用のブドウが食べ放題?(ではないが)だったのが嬉しかったです!!

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    • 能登にワイナリーがあるなんて知りませんでした。まあ日本は気候がいいからどこでもぶどうは出来るだろうし。でも雨が多いので大変ですよね。さて、確かに日本のワインっていい値段しますよね。こちらはピンキリではありますが、やはりワインの国ですから安いのもたくさんあります。今回のはビオ(農薬を抑えてある)なのに、なかなか手頃で千円から1500円くらいの感じでした。なので普段使い(飲み?)にピッタリです。まさに帰ってからも旅の延長を楽しんでいます。

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